名古屋市南区桜本町で八十五歳の男がマイクロバスで横断歩道を渡っていた男女二人をはね死亡させた上、そのまま逃走するひき逃げ事件が発生した。容疑者の坂井テリア容疑者はその後逮捕されている。
現場にいた車のドライブレコーダーに事故発生までの一部始終が記録されていた。映像には、交差点を赤信号で侵入し、ゆっくりとしたスピードで走るマイクロバスの姿が映っている。歩行者用の信号が青になり横断歩道を人が渡り始めた直後、バスは加速したように見える。
そのままバスは横断歩道を横切り、歩行者をはねた。この事故で男女二人が死亡した。警察の調べによると、坂井容疑者は衝突後に男性をバスで約百メートルほど引きずったとみられている。
事故は先月二十九日に発生した。坂井容疑者は事故後現場から逃走したが、その後ひき逃げの疑いで逮捕された。警察が事故に至った経緯や逃走の理由について詳しく調べている。
この事件は高齢ドライバーによる重大事故の問題を改めて浮き彫りにしている。赤信号を無視して交差点に侵入し、さらに被害者を引きずりながら逃走するという極めて悪質な運転行為が問われている。
日本では高齢者による運転事故が社会問題となっており、免許返納の促進や安全機能付き車両の普及が求められている。今回の事件は八十五歳という高齢での大型車両運転の危険性を示している。
警察は坂井容疑者の認知機能や事故当時の状態についても調査を進めるとともに、被害者の遺族への対応を行っている。事件は社会的に大きな関心を集めており、高齢運転者対策の強化を求める声が高まっ��いる。
