覚醒剤を日本に密輸しようとしたとして、警察が容疑者を逮捕しました。押収された覚醒剤の量はおよそ四十キロにのぼり、名古屋税関がこれまでに押収した覚醒剤の量としては、最大規模となるとされています。大量の覚醒剤が日本に持ち込まれようとしていたとみられ、警察が詳しい経緯を調べています。
覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕されたのは、イラン国籍で、愛知県犬山市に住む自営業のハテフィ・マジョーメルド・アハマド容疑者です。警察は、容疑者がどのような経緯で覚醒剤の密輸に関わったとされるのか、調べを進めています。
警察によりますと、ハテフィ・マジョーメルド・アハマド容疑者は、二月、アラブ首長国連邦の港から出港する船に覚醒剤を隠し、営利目的で日本に密輸しようとした疑いがもたれています。海外の港から船を使って、ひそかに国内へ持ち込もうとしたとみられています。
押収された覚醒剤は、およそ四十キロにのぼります。その末端価格は、二十一億八百七十四万二千八百円相当に上るということで、極めて多額の取り引きにつながりかねない量の覚醒剤が押収されたことになります。
名古屋税関によりますと、今回押収された覚醒剤の量は、二〇一九年五月以降に名古屋税関が押収した覚醒剤の量としては、最大規模だということです。それだけ大量の覚醒剤が一度に押収されたことが、今回の事件の特徴となっています。
警察は、容疑者の認否を明らかにしていません。今後、覚醒剤がどのような経路で日本に運び込まれようとしていたのか、ほかに関わった人物がいないのかなど、密輸の全体像の解明を進める方針です。大量の覚醒剤の密輸事件として、捜査の行方が注目されます。
