大分市明野の北側を通る県道で、きょう午前十時四十分ごろ、複数の車が絡む多重事故が起きた。一連の衝突に巻き込まれ、原付バイクに乗っていた八十歳の男性が死亡する、痛ましい事故となった。県道では多くの車が行き交う中で、短い時間のうちに被害が広がった。
警察によると、事故はまず、県道を直進していた普通乗用車が、店の駐車場から出てきた車と衝突したことから始まったという。この二台の車がぶつかったことが、その後の連鎖的な事故の発端となった。
最初の衝突のあと、直進していた乗用車は、さらに別の車二台と次々に衝突した。ごく短い時間のうちに、複数の車を巻き込む大きな事故へと発展していった。
そして、この車は対向車線にまで及び、反対側を走ってきた原付バイクと衝突した。本来は一連の衝突とは別に走っていたバイクが、巻き込まれる形となってしまった。
この一連の事故で、原付バイクを運転していた大分市の無職、松永光一さん、八十歳が亡くなった。また、このほかに一人が軽いけがをしたということである。突然の事故が、一人の命を奪う結果となった。
現場を目撃した人は、衝撃の大きさを生々しく証言している。いきなり強い衝撃が伝わり、バイクが跳ねた際には、人が宙に浮いて三回転ほどしているように見えたと話しており、事故のすさまじさがうかがえる。
警察は、なぜ最初の衝突が起き、これほど多くの車を巻き込む多重事故につながったのか、当時の詳しい状況や原因について調べを進めている。県道で起きた死亡事故の全容解明が待たれている。
