大分県九重町松木で土砂崩れが起き、崩れた土砂が住宅に流れ込みました。県などによりますと、きのう午後7時過ぎに、近くに住む人から「土砂が住宅に流れ込んでいる」と警察に通報があったということです。
この土砂崩れで、家に住んでいた55歳の女性が足の骨を折るけがをしました。女性の命に別状はないということで、突然の災害の中、大きな被害につながらずに済んだかたちです。
土砂崩れを受けて、現場周辺では近くの9世帯、あわせて30人が自主的に避難しました。住民たちは安全を確保するため、夜のうちに住み慣れた家を離れることになりました。
土砂崩れから一夜が明けました。現場の住宅は大きく崩れ、傾いたままの状態となっています。そして現場では、関係者による調査も始まっています。
今回の土砂崩れは、高さおよそ30メートル、幅10メートルほどにわたって起きたとみられています。広い範囲で斜面が崩れ落ちたことがうかがえます。
一方で、九重町の周辺では、きのう午後7時までの24時間に雨は観測されていませんでした。また町によりますと、崩れた部分には農業用の水路が通っていたということです。
現場は土砂災害警戒区域に指定されている場所で、県などが土砂崩れが起きた原因などを詳しく調べています。雨が降っていない状況で土砂崩れが起きたことから、なぜ崩落が起きたのかに関心が集まっています。
