大分県内で、警察の捜査などに協力する犬たちの実力を競う催しが開かれた。これは嘱託警察犬の能力向上を目的とした協議会で、毎年行われているもので、今年はあわせて六匹の犬が参加した。
協議会では、実際の現場を想定したさまざまな課題に犬たちが挑んだ。今回は爆発物の捜索を想定した内容で、合わせて十箇所に置かれた箱などの中から、火薬と異様な匂いがついた布を判別する協議などが行われた。
犬たちは、鋭い嗅覚を頼りに一つ一つの箱を確認していった。目的の匂いを正確に見つけ出せるかどうかが問われる内容で、日ごろの訓練の成果が試される場となり、参加した犬たちは真剣な様子で課題に取り組んでいた。
こうした警察犬は、県内の捜査活動を陰で支える存在となっている。県警によると、県内の警察犬は現在十一匹おり、このうち九匹が、民間で飼育されながら警察に協力する嘱託警察犬だということである。
嘱託警察犬が実際に活躍する場面は、決して少なくない。県警によると、去年一年間に県内で嘱託警察犬が出動した事案は、あわせて六十八件にのぼり、さまざまな現場でその能力が役立てられている。
その出動の多くは、人の命や安否にかかわるものだった。六十八件のうち、六十四件は行方不明者の捜索だったということで、嘱託警察犬が地域の安全を守るうえで、大きな役割を担っていることがうかがえる。
