大阪府大東市で、市営住宅を担当する市の職員が収賄の疑いで逮捕されました。逮捕されたのは、大東市の市営住宅管理課で主査を務める佐野君彦容疑者です。
佐野容疑者は、公共工事の随意契約をめぐり、特定の建設会社を有利に選定した見返りとして、折りたたみ自転車などを受け取った収賄の疑いが持たれています。発注をめぐる便宜の見返りに利益を得ていたとみられています。
この事件をめぐっては、相手側の業者も摘発されています。大東市の建設会社、MNコーポレーションの代表である新田正樹容疑者も、贈賄の疑いで逮捕されました。警察は、現時点で2人が容疑を認めているかどうか、認否を明らかにしていません。
市によりますと、市営住宅管理課とMNコーポレーションとの間の随意契約は、2023年度までは0件でした。しかし、佐野容疑者が着任した2024年度には27件に急増していたということです。
随意契約は、競争入札を経ずに発注先を決める方式で、特定の業者に偏ると不透明さが指摘されやすいものです。今回の件数の急増は、両容疑者の関係に警察が注目するきっかけの一つになったとみられます。
市は、特定の業者に発注する随意契約について、是正すべき部分があると認めています。そのうえで、今後は競争入札も踏まえて契約のあり方を検討したいとしていて、再発防止に向けた対応が問われることになります。
