大阪府守口市で、自転車に乗っていた小学6年の男子児童を車ではねて殺害しようとしたとして、44歳の男が殺人未遂の疑いで逮捕された。事件は市内の路上で起きたもので、子どもが被害に遭ったことから、地域に大きな衝撃を与えている。警察は男の逮捕を受け、当時の詳しい状況の解明を進めている。
警察によると、通報があったのは夕方の時間帯で、守口市東町の路上で「ひき逃げで子どもが倒れている」という内容の110番通報が寄せられた。これを受けて警察官が現場に駆けつけ、事態の把握と負傷した児童への対応にあたった。通報の段階では、子どもが路上に倒れているという緊迫した状況が伝えられていた。
その後の調べで、事件の経緯が少しずつ明らかになっている。警察によると、小学生の男子児童4人が自転車で走っていたところ、すれ違った軽のワンボックスカーがバックで追いかけてきたという。そして、そのうちの小学6年の児童1人をはね、車はそのまま走り去って逃走したとされている。
はねられた児童は、頭に全治2週間のけがをした。頭部への負傷ではあったものの、命に別状はないということで、その点は不幸中の幸いといえる。複数の子どもが自転車で通行していた中での出来事であり、被害がさらに広がらなかったかどうかも含め、警察が慎重に確認を進めているとみられる。
事件のあと、車で逃走した人物の行方が捜査の焦点となったが、通報からおよそ2時間後に、1人の男が自ら警察に出頭してきた。警察はこの男を殺人未遂の疑いで逮捕した。短時間で出頭に至った経緯についても、今後の捜査で詳しく調べられるものとみられる。
逮捕されたのは、住居不詳で建設作業員の滝本陽平容疑者、44歳である。児童を車ではねて殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いが持たれているが、逮捕の段階での容疑であり、事件の全容や動機については、これからの調べで明らかにされていくことになる。
一方、滝本容疑者は調べに対し「わざとぶつけたわけじゃない」と話し、容疑を否認しているという。警察は、車がバックで児童を追いかけたとされる状況をどうみるかも含め、事件当時の具体的な経緯を慎重に調べている。子どもが被害者となった事件だけに、今後の捜査の行方が注目される。
