大阪市の住宅で内縁の夫を包丁で刺して殺害したとして殺人の罪に問われていた女性に対し、大阪地裁は懲役五年の実刑判決を言い渡しました。判決を受けたのは六十六歳のパメラ・R・岡田被告です。
事件があったのは大阪市の住宅でした。ベッドの上から七十六歳の岡田正さんが「晩御飯はまだか」と下の階に向かって言ったことが、事件の発端になったとされています。
これを受けて内縁の妻であるパメラ被告は包丁を握り、階段を駆け上がっていきました。そして岡田正さんの胸を刺して殺害したとされ、被告は「死ね」と言いながら刺したということです。
裁判で弁護側は、パメラ被告は酒を飲んで帰ってきた直後でひどく酔っていて、責任能力があったとは言えないと主張しました。
一方で検察側は、被告が調理中でもなかったのに、最も殺傷能力の高い包丁を持って行ったことなどを指摘していました。
昨日の判決で大阪地裁は、被告が以前は暴力も受け、三十年以上にわたって借金を含む大きな苦労を抱えながら、懸命に働いて家族を支えてきたと指摘しました。さらに事件直後に百十九番に電話をし、被害者を救命したいとの意思もうかがわれ、後悔する気持ちも見て取れると判断しました。
これらの事情を踏まえ、大阪地裁は内縁の妻であるパメラ被告に対し、懲役五年の実刑判決を言い渡しました。
