佐賀県唐津市で、川遊びをしていた十二歳の男子中学生が溺れて死亡した。複数の友人と一緒に川に入って遊んでいたところで起きた事故で、楽しいはずの時間が一転して若い命が失われる痛ましい結果となった。
警察によると、通報があったのは昨日の午後五時半過ぎのことだった。唐津市内の川で一緒に遊んでいた友人のうちの一人が流されたとして、一一九番通報が入ったという。子どもたちにとって身近な水辺が、突然の事故の現場となった。
通報を受けて消防などが現場に駆けつけ、流された男子中学生の山下聖太さんを救助した。しかし、消防が現場に到着した時点で、山下さんはすでに川の中に沈んだ状態だったとされ、救助は一刻を争う対応となった。
山下さんは心肺停止の状態で市内の病院に救急搬送された。病院でも懸命の処置が続けられたものの、回復には至らず、午後七時過ぎに死亡が確認されたという。友人たちの目の前で起きた事故は、周囲に大きな衝撃を与えたとみられる。
事故が起きた川について、警察は、流れが普段から速く、川幅が広いところでおよそ二十五メートル、水深はおよそ二メートルあると説明している。見た目の印象以上に危険を伴う水域だった可能性があり、流れに巻き込まれた際の危うさがうかがえる。
子どもたちが川や水辺で遊ぶ機会が増える時季に起きた事故であり、警察は当時の状況や経緯を詳しく調べている。身近な川であっても深さや流れによって命に関わる事態になり得るとして、水の事故への警戒が改めて求められる出来事となった。
