二十一日の午前零時過ぎ、神奈川県相模原市のコンビニに、突然オレンジ色の車が突っ込んだ。近くに住む人が録音していた音声には、その時の緊迫した現場の様子が残されていた。
車が突っ込んだおよそ五分後、通報を受けて駆けつけた警察官が男を取り押さえた。現行犯逮捕されたのは、自称渋谷京平容疑者、四十五歳である。
警察によると、渋谷容疑者は車からフラッと降りてきたといい、その際、左手には包丁を、右手にはゴルフクラブを持っていたという。
警察官は繰り返し武器を捨てろと迫り、上空に向けて一発、威嚇のための発砲を行った。その後も警告の声は続き、こうした音声から、渋谷容疑者が現行犯逮捕されたのは発砲からおよそ三分後だったとみられる。
車がコンビニに突っ込んだ際、店内にいた高校生が跳ね飛ばされて怪我をした。深夜の店内で突然起きた出来事に、居合わせた人たちは大きな衝撃を受けたとみられる。
逮捕された後、渋谷容疑者は警察官に対し、自分の部屋に火を放ったと話したという。警察官が確認すると、コンビニの向かいにあるマンションの一室で火事が起きていて、暗く閉ざされた部屋からは白い煙が立ち上っていた。渋谷容疑者が住んでいたとみられる部屋で、この火事で怪我人はいなかった。
同じマンションの住人は渋谷容疑者について語ったが、事件の動機は今のところ明らかになっていない。渋谷容疑者は、逮捕容疑については間違いないと話しているということだ。
