神奈川県相模原市の住宅で、母親と二人の子どもが車の中で死亡しているのが見つかった。同じ家族とみられる三人が同時に命を落とすという痛ましい事態を受けて、警察がその経緯を調べている。静かな住宅街で起きた出来事に、地域にも衝撃が広がっている。
発見のきっかけは、帰宅した家族からの通報だった。十日の午後九時ごろ、夫が自宅に帰ったところ、妻と子どもが車の中で亡くなっていると百十番通報した。家に戻って間もなく家族の異変に気づいたとみられ、現場はただならぬ状況となった。
三人が見つかったのは、相模原市緑区にある住宅の敷地内だった。車庫に止められていた車の中で、家族が亡くなっているのが確認された。日常の生活の場であるはずの自宅の一角が、思いがけず悲劇の現場となってしまった。
亡くなったのは、五十代の女性と二人の息子だった。息子はそれぞれ十二歳と十歳で、中学一年生と小学五年生だったという。まだ幼さの残る子どもたちが、母親とともに命を落としたことになり、痛ましさが際立っている。
車の中には、状況を物語る物が残されていた。練炭の入った七輪が車内に置かれていたということで、警察はこの点を重く見ている。閉ざされた車内でいったい何が起きたのか、詳しい調べが進められている。
一方で、現場にはいくつかの特徴も確認されている。母親と子どもたちの体には目立った外傷や衣服の乱れはなく、住宅内が物色された形跡もなかったという。こうした点が、今後、事態の背景を読み解くうえでの手がかりになるとみられる。
警察は、亡くなった三人がいずれも同じ家族とみられることなどから、慎重に捜査を進めている。これまでに把握された状況を踏まえ、警察は無理心中の可能性も視野に入れて経緯を調べているということだ。詳しい死因や、家族が置かれていた事情の解明が待たれる。
