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声優として活動し、同時に児童保護施設の職員でもあった31歳の厚見和樹容疑者が、東京都豊島区池袋のホテルで15歳の少女に暴行した疑いで警視庁に逮捕された。少女とは約2年前に勤務先の児童保護施設で知り合っていた。所属事務所は重大な契約違反として契約を解除済み。
警視庁は、声優として活動しながら児童保護施設の職員も務めていた無職の厚見和樹容疑者(31歳)を、15歳の少女に対する性的暴行の疑いで逮捕した。事件は5月、東京都豊島区池袋のホテルで発生したとされ、厚見容疑者は取り調べに対し「間違いない」と容疑を認めているという。
警視庁の調べによると、厚見容疑者と被害少女は約2年前に容疑者が勤務していた児童保護施設で知り合っていた。子どもたちの安全を守るべき立場にある施設職員が、保護対象である未成年者に対して性的暴行を加えたという事実は、児童福祉の根幹を揺るがす深刻な背信行為として社会に衝撃を与えている。
厚見容疑者が所属していた声優事務所マウスプロモーションは、事件が発覚する前の5月21日付で「重大な契約違反があった」として厚見容疑者との専属契約を解除したと発表していた。事務所側がどの時点で事件を把握していたのか、また契約解除の具体的な理由について詳細は明らかにされていないが、逮捕に先立つ形での契約解除は、事務所が何らかの情報を事前に得ていた可能性を示唆している。
児童保護施設は、虐待や家庭環境の問題から保護が必要な子どもたちを受け入れ、安全な生活環境を提供する福祉施設である。施設に入所する子どもたちは心理的に脆弱な状態にあることが多く、職員との間には強い信頼関係と権力的な非対称性が存在する。そうした環境下で職員が未成年者に性的暴行を加えることは、被害者に計り知れない精神的ダメージを与えるだけでなく、児童福祉制度全体の信頼性を損なう行為と言える。
今回の事件を受け、厚生労働省や関係自治体が当該施設の運営状況や職員管理体制について調査を行う可能性がある。近年、児童福祉施設における職員による不適切行為の報告が相次いでおり、施設職員の採用時の身元確認の強化や、利用者との個人的な接触を制限する規定の整備など、再発防止策の拡充が改めて求められている。警視庁は厚見容疑者の余罪についても捜査を進める方針である。