厳しい暑さが続く日本各地で、川などで溺れる水の事故が相次いでいる。ANNの報道によると、滋賀県湖南市では川遊びをしていた男子高校生二人が死亡し、福岡県でも川で溺れた少年が意識不明の重体となるなど、暑さをしのごうと水辺に向かった先で痛ましい事故が続く事態となっている。
とりわけ深刻だったのが、滋賀県湖南市で起きた事故である。ANNによると、きのう午後三時四十分ごろ、湖南市の安川浸水公園付近の川で、高校一年の男子生徒五人が川遊びをしていたところ、このうち十五歳と十六歳の男子生徒二人が川に流され、行方が分からなくなった。
二人が流された経緯も明らかになっている。ANNの報道によると、川で溺れた十五歳の男子生徒を助けようとして、十六歳の男子生徒も一緒に流されたとみられている。仲間を救おうとしたとみられる行動が、結果として二人そろって危険な状況に陥ることにつながった。
その後、警察と消防が総出で捜索に当たった。ANNによると、二人はおよそ二時間四十分後、付近の川底で心肺停止の状態で見つかって救助されたが、搬送された病院で死亡が確認された。楽しいはずの夏の川遊びが、二つの若い命が失われる事態へと変わってしまった。
水の事故は同じ日、福岡県でも起きていた。ANNの報道によると、大野城市を流れる三笠川で、きのう午後三時過ぎ、一緒に遊んでいた友人から男性が溺れたという趣旨の一一九番通報があった。溺れたのは十三歳の少年とみられ、レスキュー隊に救助されたものの、病院に搬送された時点で意識不明の重体となっている。
こうした事故の背景には、記録的な暑さがある。ANNによると、この日、猛暑日を記録したのは四地点、真夏日は五百地点を超えて今年最多となった。東京は二日連続の真夏日となり、熱中症の危険を知らせる警戒アラートも、今年最多となる七都県九地域に出されるなど、全国的に厳しい暑さが続いている。
厳しい暑さのなかで、涼を求めて川や海に向かう人は少なくない。ANNの報道を踏まえれば、水辺には急に深くなる場所や流れの速い場所もあり、暑さをしのごうとした何気ない行動が思わぬ事故につながりかねない。警察は当時の状況を詳しく調べており、行楽シーズンを迎えるなかで水の事故への一層の注意が求められている。
