東京の多摩動物公園で、飼育されているライオン3頭が熱中症のような症状で相次いで死んでいたことがわかった。東京都は、先月中旬以降続く高温が影響したとみて、暑さ対策を進めている。都は、安全が確認され次第、ライオンの展示を再開する方針だ。
東京都によると、多摩動物公園では7月中旬以降、飼育しているライオン16頭のうち10頭に、食欲不振や活動の低下といった症状が現れていた。厳しい暑さが続く中で、飼育されている多くのライオンに体調の異変がみられていたことになる。
その後、症状が出ていたライオンのうち3頭が、今月2日までに相次いで死んだ。死んだ3頭を解剖した結果、いずれも脱水状態だったことが確認されたという。都は、こうした状況から、暑さがライオンの死につながった可能性が高いとみている。
東京都は、今回のライオンの死について、先月中旬以降続いている高温が影響したとみている。連日の猛暑が、屋外の展示場で飼育されている大型の動物にも深刻な影響を及ぼした形で、暑さ対策の強化が急がれている。
これを受けて都は、再発を防ぐための対策を検討している。具体的には、ライオンがいる建物に冷房の機能を導入することや、展示場の中に日よけを増やすことなどを進める方針だという。
多摩動物公園では現在、ライオンの展示を取りやめている。東京都は、暑さ対策を講じたうえで、安全が確認され次第、ライオンの展示を再開するとしている。
