東京都が空き家を活用したアフォーダブル住宅の入居募集を開始、相場より2割安い家賃で提供
world | ANN News |
東京都は空き家をリフォームして家賃が手頃なアフォーダブル住宅として提供する新事業の入居募集を開始した。都や不動産会社が設立したファンドの資金で改装し、相場より2割安い家賃で貸し出す。これまで都営住宅が担ってきた低所得者向け住宅供給を、子育て世帯などにも対象を広げる取り組みで、今後1550戸の供給を予定している。
東京都は家賃が手頃なアフォーダブル住宅の入居募集を開始した。この新事業は、増え続ける空き家をリフォームして賃貸住宅として再活用するもので、相場より2割安い家賃で提供される画期的な取り組みだ。ANN Newsが改装された住宅の内部を取材した。
実際に改装された物件は、2年間空き家だった住宅だ。風呂場は給湯器を追い焚き機能付きのものに交換する一方、浴槽はそのまま活用するなど、必要な改修にはしっかり投資しつつもコストを抑える工夫が随所に凝らされている。
改装費用は東京都と不動産会社などが設立したファンドの資金をもとに賄われている。この仕組みにより、オーナーの初期負担を軽減しながら、入居者には市場価格より2割安い家賃で質の高い住宅を提供することが可能となった。
これまで東京都では都営住宅が低所得者への住まいの供給を主に担ってきたが、アフォーダブル住宅事業では民間の力を活用することで、子育て世帯などにも対象を広げ、住まいの選択肢を増やすことを目指している。都内に多く残る空き家と、賃貸物件が不足しているというギャップを解消する一石二鳥の施策だ。
関係者は、空き家活用の一つの方法として日本全国に広げていきたいとの展望を示している。今後1550戸の供給が予定されており、住宅費の高騰に悩む都民にとって新たな選択肢となることが期待される。空き家問題と住宅不足という二つの課題を同時に解決する試みとして、全国の自治体からも注目を集めそうだ。