国の許可を得ずに客を乗せる、いわゆる白タク行為をした上で事故を起こし、外国人観光客らにけがをさせたとして、川崎市の会社員、吉田裕樹容疑者が道路運送法違反などの疑いで警視庁に逮捕された。逮捕されたのは三十八歳の男で、警視庁が事件の経緯を調べている。
吉田容疑者は今年五月、東京・渋谷区で、国の許可を得ないまま金を受け取って乗客を乗せる、いわゆる白タク行為をした上で、対向車と事故を起こした疑いが持たれている。この事故で、車に乗っていた外国人観光客ら四人がけがをしたということだ。
警視庁によると、吉田容疑者は一回五千円などと観光客に声をかけて自分の車に乗せていたという。無許可のタクシー営業で外国人観光客を客として集めていたとみられている。
事故が起きたとき、吉田容疑者は時速およそ百二十キロの速度で車を運転していたとされる。こうした高速での走行の末に事故につながり、乗客の観光客らがけがをすることになったとみられる。
一方、調べに対して吉田容疑者は、金はもらっていないなどと話し、容疑を一部否認しているということだ。警視庁は、当時の営業の実態や運転の状況について、さらに詳しく調べている。
白タク行為は、国の許可を受けずに料金を取って客を運ぶ違法な営業で、道路運送法で禁じられている。警視庁は、外国人観光客が被害に遭ったいきさつも含め、事件の全体像を調べている。
