高齢者から現金をだまし取る特殊詐欺で、現金の受け渡しに宅配ボックスが悪用されるケースが明らかになった。ANNの報道によると、警視庁は、都内の高齢女性からおよそ八百万円をだまし取ったとして、四十一歳の男を逮捕した。だまし取った現金の受け渡し場所として、宅配ボックスが使われていたという。
逮捕されたのは、犯行に関わったとされる人物だ。ANNによると、逮捕されたのは津田雅人容疑者で、警視庁が詐欺の疑いで捜査を進めている。巧妙な手口で高齢者をだました疑いが持たれており、事件に至る詳しい経緯が調べられている。
だましの手口は、家族を装うものだった。ANNの報道によると、津田容疑者は、被害者の息子を語って女性に接触したという。身近な家族になりすますことで相手を信じ込ませ、金銭を要求する、典型的な特殊詐欺の構図がうかがえる。
金をだまし取るための口実も明らかになっている。ANNによると、津田容疑者は、喉に腫瘍ができてしまったので手術をするかもしれない、などと言って女性に不安を抱かせたとされる。健康上の問題を理由に、急いで金が必要だと信じ込ませようとする手口だったとみられる。
その結果、被害は高額に上った。ANNの報道によると、女性はこうした言葉を信じ、最終的におよそ八百万円もの現金をだまし取られた。高齢者が長年かけてためてきた大切な蓄えが、一度の詐欺によって失われる深刻な被害となった。
今回の事件で特徴的だったのが、現金の受け渡しの方法である。ANNによると、津田容疑者は他人の宅配ボックスを無断で使い、だまし取った金の受け渡し場所にしていたとされる。対面での受け取りを避けることで、発覚のリスクを下げようとした手口とみられている。
警視庁は、こうした新たな手口への警戒を強めている。ANNの報道を踏まえれば、宅配ボックスが犯罪に悪用される事例は、だまされた被害者だけでなく、ボックスを無断で使われた利用者にも影響を及ぼしかねない。警察は津田容疑者の認否を含め、事件の全容解明を進めている。
