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山梨県東部でM5.6の地震 富士河口湖町で最大震度6弱

山梨県東部でM5.6の地震 富士河口湖町で最大震度6弱

27日午後10時28分ごろ、山梨県東部を震源とするマグニチュード5.6の地震があり、富士河口湖町で最大震度6弱を観測しました。3つの県で合わせて12人が軽いけがをし、気象庁は1週間程度の揺れに注意するよう呼び掛けています。

27日午後10時28分ごろ、山梨県東部の富士五湖付近を震源とする地震があり、各地で強い揺れを観測しました。震源の深さはおよそ20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.6と推定されています。山梨県の富士河口湖町で最大震度6弱、大月市で震度5強が観測されたほか、隣接する静岡県や神奈川県でも揺れが感じられました。

この地震で、3つの県で合わせて12人がけがをしました。最も揺れの大きかった山梨県では8人が負傷しましたが、いずれも地震による転倒などが原因で軽いけがだということです。静岡県では三島市と御殿場市で合わせて3人、神奈川県では小田原市で1人がけがをしたと伝えられています。

震源に近い富士吉田市では、建物の外壁が剥がれ落ち、地面に破片が散乱する被害が確認されました。さらに落下する危険を考慮し、警察はコーンを設置して周辺に近づけないようにしています。市内の複数の飲食店でも、棚の上にあったグラスが落ちて割れるなどの被害が出ました。

震度5弱を観測した甲府市では、家屋の壁が崩れて道路に残骸が散らばり、車道に規制線が張られて通行止めとなりました。落下したタイルとみられるものの下から鉄筋がむき出しになった建物もあります。静岡県小山町でも瓦屋根が落下し、その下に止まっていた車のフロントガラスが大きく割れ、砕けた瓦が散乱しました。ガソリンスタンドでは大きな看板が落下し、破片が周囲に飛び散りました。

交通機関にも影響が出ました。東海道新幹線は地震の発生を受けて停車し、停電のため車内が真っ暗になる場面もありました。各地では緊急地震速報の警報音が鳴り響き、利用客が身構える様子が見られました。

最大震度6弱を観測した富士河口湖町では、町役場に避難所が開設され、午前3時の時点で13人が避難していました。そのほとんどが観光客で、中には外国人もいたということです。警察などは今後、ほかに被害が出ていないか、さらに詳しく調べる方針です。

気象庁は、地震が発生してからおよそ1週間程度、特に今後2、3日ほどは最大で震度6弱程度の揺れに注意するよう呼び掛けています。専門家は、震源が浅いため同程度の地震が起こりうるとしたうえで、まれに1か月ほど後にいわゆる最大余震が起こることもあると指摘しました。今回とほぼ同じ規模の地震は、2012年にもこの地域で起きています。

今回の地震について専門家は、プレートの衝突に関連したいわゆる普通の地震と考えられ、富士山との直接の関連はないとの見方を示しました。気象庁も、富士山の観測データに変化はないとしています。一方で、大雨が続いている地域では地盤が緩み、土砂災害の危険性が高まるとして、警戒レベルを一段引き上げるよう呼び掛けています。厚生労働省によると、現時点で災害医療情報システムに被害の報告は入っておらず、東海地方の災害派遣医療チームが速やかに出動できるよう待機しているということです。政府も、総理大臣が被害状況の把握と人命第一の方針による応急対策を関係省庁に指示し、対応に万全を期す考えを示しました。

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