愛知県豊田市包町下町で十日未明、住宅から火が出る火事があり、住人とみられる女性一人が死亡した。深夜の住宅街で起きた火災で、警察と消防が出火の原因や当時の詳しい状況を調べている。火元となった住宅は焼け落ち、現場周辺には一時、緊張が走った。
警察によると、火事があったのは午前三時半ごろだという。家屋から炎が出ているなどと、付近の住民から百十九番通報が相次いだ。深夜にもかかわらず炎が見える状況で、近くに住む人たちが異変に気づき、次々と消防に通報したとみられる。
通報を受けて、消防車など十一台が現場に出動し、消火活動にあたった。火はおよそ三時間後に消し止められたものの、木造平屋建ての住宅が焼けた。鎮火までに時間を要したことからも、火の勢いが強かったことがうかがえる。
この火事で、住宅に住んでいたとみられる広瀬守子さんが、家の中から見つかった。広瀬さんは心肺停止の状態で病院に運ばれたが、その後、死亡が確認された。逃げ出すことができないまま、住宅の中で被害に遭ったものとみられている。
現場は、名鉄三河線の若林駅から北へおよそ三キロの住宅街の一角である。住宅が建ち並ぶ地域で深夜に火災が起きたことから、周辺の住民にとっても身近な場所での出来事となり、不安の声も上がっている。
警察と消防は、なぜ未明の時間帯に住宅から火が出たのか、その原因について慎重に調べを進めている。今後、現場の状況などの詳しい調査を通じて、出火に至った経緯が明らかにされるとみられ、続報が待たれる。
