スリランカの複数の刑務所で暴動が起きた。この一連の混乱で、合わせて三人が死亡し、少なくとも二十三人が負傷している。暴動は島内の各地で相次いで発生し、刑務所を管理する当局が対応に追われる事態となった。
七日には、コロンボのおよそ四十キロ北にあるパランセナ刑務所で動きがあった。この刑務所ではおよそ三十人の受刑者が、抗議の意思を示すために建物の屋根によじ登った。
事態を受けて、警察は催涙ガスを使用して対応にあたった。屋根に登った受刑者らへの対応は、緊迫した状況の中で進められたとみられる。
スリランカでは、先月にも刑務所で大きな暴動が起きたばかりだった。そのときの暴動では二十五人が死亡し、およそ百人が負傷しており、刑務所をめぐる混乱が繰り返されている。
こうした一連の暴動の背景については、複数の要因が指摘されている。その一つとして、刑務所内における犯罪グループ同士の対立があると報じられている。
もう一つの要因として挙げられているのが、刑務所の慢性的な過密状態である。収容環境の悪化が、受刑者の不満を高める一因になっているとされる。
司法国民統合省によると、スリランカの刑務所の収容者数は、本来の収容能力のおよそ四倍に達している。過密が常態化した刑務所の状況が、相次ぐ暴動の深刻さを浮き彫りにしている。
