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台風15号が茨城県に上陸 統計開始以来初、関東で大雨と交通混乱

台風15号が茨城県に上陸 統計開始以来初、関東で大雨と交通混乱 | AVALW News

台風15号が11日午後8時ごろ茨城県南部に上陸しました。茨城県への上陸は1951年の統計開始以降で初めてで、東から西へ進む異例の逆走コースをたどっています。関東各地で倒木や大雨が相次ぎ、空の便では欠航が続いています。

台風15号が11日午後8時ごろ、茨城県南部に上陸しました。気象台の観測によると、茨城県に台風が上陸するのは1951年の統計開始以降で初めてのことです。今回の台風は東から西へと進む異例の逆走コースで列島を横断する見込みで、上陸後も関東甲信地方を中心に大雨への警戒が必要とされています。お盆の帰省シーズンを直撃した形となり、各地で交通や夏の行事に影響が広がりました。

上陸に前後して、関東の各地で倒木の被害が相次ぎました。栃木県宇都宮市では道路脇の木が倒れて道路の一部を塞いだほか、宇都宮駅前の街路樹も根元から折れました。強風は都市部でも猛威を振るい、東京都港区では国道に面した歩道で木が道路の一車線を塞ぐように倒れました。表参道駅のすぐ近くでも街路樹が根元から倒れましたが、この倒木によるけが人はいないということです。

茨城県内では風の強さを示す記録的な数字も観測されました。水戸市では最大瞬間風速28.2メートルを観測し、市内では常磐線の水戸駅と赤塚駅の間で倒木が発生しました。この影響で列車の運転が一時見合わせとなり、利用客の足に乱れが生じました。上陸地に近い沿岸部では波がしぶきを上げて打ち寄せ、風がとても強く吹き付ける様子が伝えられています。

東京の上野公園で開かれていた上野夏祭りでも、台風の影響が色濃く出ました。いつもは軽やかな音色を奏でる風鈴が強風にあおられて激しく鳴り響き、その足元には飾りやガラスの破片が落ちてしまっていました。出店者も台風への対応に追われ、ある出店者は「作りすぎても困るし、作らないとお客様に迷惑をかける。雨や風が強くなるとお客様の安全も考えなければいけない」と気をもんでいました。その後は雨も降り出しましたが、多くの人が傘を差しながら夏祭りを楽しんでいました。

楽しみにしていた行事が取りやめになった場所もあります。東京・江東区の荒川河川敷では、今夜およそ6000発の花火が都心の夜空を彩る予定でしたが、安全確保が難しいとして中止となりました。会場ではイスやテーブル、テントの撤去作業が進められました。この花火大会は去年も強風の影響で中止になっており、これで2年連続の中止となります。順延の予定はなく、チケットは払い戻すとしています。

空の便では欠航が相次ぎました。全日空は羽田空港と成田空港を発着する国内線58便を欠航し、午後7時時点でおよそ1万1000人に影響が出るとしています。日本航空も羽田青森便など6便の欠航を決め、こちらもおよそ860人に影響が出るとしています。ターミナルでは、台風で帰りの便が欠航し、その日のうちに帰れなくなった旅行客が最終便のチケットを取り直したり、宿泊の延長を電話で確認したりする姿も見られました。

鉄道への影響も広がっています。JR東日本によりますと、強風が予想されているため東北新幹線に遅れや運休が発生する可能性があるほか、茨城県などの一部の在来線でも列車に遅れや運休が発生しているということです。関東地方では現在、大雨のピークを迎えており、雨が長く続く予想となっています。気象台は最新の運行情報に注意するとともに、土のうの設置など大雨への備えを進めるよう呼びかけています。

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