東京・中央区新富にあるオフィスビルで、一階に設けられた貸金庫が何者かにこじ開けられているのが見つかりました。警視庁によりますと、複数の人物がビルのガラスを割って中に侵入したとみられ、警視庁は窃盗事件として捜査を進めています。さらにこの貸金庫は先月にも同じように壊される被害に遭っており、警視庁は二つの事件のつながりも視野に入れて調べを進めています。
被害が確認されたのは、大通りに面したビルの一階に入る、貸金庫を提供する店舗です。今日の未明、午前二時前に、貸金庫に取り付けられた複数のセンサーが異常を感知しました。これを受けて警備会社が警察に通報し、駆けつけた警察官が現場を確認したところ、貸金庫の扉が壊されて、こじ開けられているのが見つかったということです。
警視庁のこれまでの調べによりますと、犯行の際には、まずビルの一階部分のガラスの窓が割られていました。何者かがバールのような工具を使い、ビルの入り口の扉や貸金庫の扉をこじ開けて中に入ったとみられています。防犯カメラの映像などから、警視庁は複数の人物が関与し、犯行のあとそのまま逃走したとみて、その行方を追っています。
貸金庫の中から実際に何かが盗まれたのかどうかについては、現時点でははっきりしておらず、警視庁が被害の詳しい状況を確認している段階です。貸金庫は、現金や貴重品などを保管しておくために利用されることが多く、こうした場所が狙われたことで、警視庁は手口や被害の全容の解明を急いでいます。
今回の事件で警察が特に注目しているのが、同じ店舗が短い期間に繰り返し狙われている点です。この貸金庫は先月、七月六日にも、複数の人物によってこじ開けられる窃盗事件が起きていました。このときも何者かが店舗の窓ガラスを割って中に侵入し、貸金庫を壊したうえで、その後、現場から逃走していたということです。
二か月続けて同じ店舗の同じ貸金庫が被害に遭ったことから、警視庁は、二つの事件が同じ犯人グループによる連続した犯行である可能性もあるとみて、関連を慎重に調べています。侵入の手口や、割られたガラス、こじ開けられた扉といった現場の状況に共通する点がないか、詳しく確認を進めているものとみられます。
警視庁は、防犯カメラの解析や周辺での聞き込みなどを通じて、逃走した人物の特定を進める方針です。貴重品を預かる貸金庫が繰り返し標的とされたことは、利用者の不安にもつながりかねず、警視庁は事件の全容解明と、逃げた容疑者らの行方の割り出しに向けて捜査を続けています。
