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太陽光会社社長の国賠訴訟 特捜検事の取り調べ映像を法廷で再生

太陽光会社社長の国賠訴訟 特捜検事の取り調べ映像を法廷で再生 | AVALW News

太陽光発電関連会社テクノシステムの社長が、東京地検特捜部の検事から違法な取り調べを受けたとして国に賠償を求めた裁判で、十日、取り調べの録音・録画映像の一部が東京地裁の法廷で再生された。社長は四十一日間で計二百五時間の取り調べを受けたと訴えている。担当した検事は特別公務員暴行陵虐罪で刑事裁判にかけられることが決まっている。

東京地検特捜部に詐欺の疑いで逮捕・起訴された太陽光発電関連会社「テクノシステム」の社長が、取り調べの際に検事から違法な取り調べを受けたとして、国に損害賠償を求めている裁判で、十日、取り調べの録音・録画映像の一部が東京地裁の法廷で再生された。検事による取り調べの様子が法廷で公開されるのは異例のことだ。

訴えを起こしているのは、テクノシステムの生田尚之社長。二〇二一年五月に詐欺の疑いで逮捕され、その後、四十一日間にわたって連続で、合わせて二百五時間に及ぶ取り調べを受けたとされる。生田社長は取り調べの間、一貫して黙秘する意思を示していたという。

訴えによると、東京地検特捜部の堀木博司検事は、黙秘を続ける生田社長に対して、「検察庁を敵視するってことは反社や」などと述べたほか、「黙秘をひとのせいにするな」と怒鳴ったとされる。生田社長側は、こうした取り調べが違法で、精神的な苦痛を受けたとして、国に千百万円の損害賠償を求めている。

十日に東京地裁で開かれた裁判では、国側が提出した取り調べの録音・録画映像のうち、およそ一時間十分の一部が法廷で再生された。実際の取り調べの音声や映像が公開されることで、当時、検事と生田社長の間でどのようなやり取りが行われていたのかが、大きな争点となっている。

この取り調べを担当した堀木検事をめぐっては、東京地裁が、特別公務員暴行陵虐の罪で刑事裁判にかける「付審判」の決定をしている。今後、検事自身が被告として刑事裁判で裁かれる見通しで、捜査機関による取り調べの適法性が、改めて厳しく問われることになる。

一方、生田社長本人は、融資金をだまし取ったとする詐欺の罪に問われ、これまでに懲役十一年の判決を受けている。ただ、その判決の中でも、取り調べでの検事の発言について「不相当」だと指摘されており、取り調べの手法そのものへの批判が続いていた。

特捜部による取り調べのあり方は、これまでも「自白の強要」などにつながりかねないとして、批判を受けてきた。今回の裁判では、取り調べの映像が法廷で再生されるという異例の展開となり、密室で行われてきた取り調べの実態にどこまで迫れるかが注目される。裁判は、十月一日の弁論で結審する方針だという。

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