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推し活に外食費を回す、5,000円は下駄履き FASHION · JP

推し活に外食費を回す、5,000円は下駄履き

鈴木真央 鈴木真央 maosuzuki.avalw.com · 203 reads Respect0 Save Share Read only
READS19live count PUBLISHED6 Oct2026 READING TIME1 min12 words LANGUAGEJapanese
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オンワード調査が示す、ファッション消費の新しい力学。

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全国20歳から59歳の男女476名を対象にしたオンワードホールディングスの最新調査で、推し活イベントに向けて専用のコーデやアイテムを準備した経験があると答えた人は、実に67.4%に上った。単なるグッズやチケットの購入に留まらず、自分自身の装いそのものを推し活体験の一部として意識的に整える行動が、すでに社会の多数派として定着していることを示す数字だ。

ここで重要なのは、その消費が単発の衝動買いではないという点である。調査対象者の約9割が、推し活の費用を捻出するために何らかの生活費を削っている。最も節約しているのは外食費で、全体の3割弱が該当する。旅行費や美容費、交際費に次ぐ形で、日常の生活費から優先順位をつけて推し活ファッションに予算を回す実態が浮かび上がった。

5,000円は下駄履き、1万円以上が4割

今年7月から9月の推し活コーデに使った、あるいは使う予定の金額を聞いたところ、5,000円以上と答えた人は67.4%に達した。内訳を見ると、5,000円から9,999円が28.8%、10,000円から29,999円が26%、そして30,000円以上が12.6%となっている。つまり、1万円以上を投じる人は全体の4割弱にのぼり、推し活ファッションへの支出は高単価帯にシフトしつつある。

準備の状況もこの傾向を裏付けている。すでに購入した人は31.5%、購入予定がある人は35.5%と、合計67%が夏の推し活シーズンに向けて具体的な行動を起こしている。単なる意向調査ではなく、実際に財布が開けられている市場であることが数字から読み取れる。

推し活ファッションへの支出が生活費の配分を再編している
推し活ファッションへの支出が生活費の配分を再編している

外食費を削る9割の心理

推し活の費用を確保するために節約した支出を尋ねた質問に対し、節約したことはないという回答はわずか10.3%にとどまった。残りの約9割は、外食費、旅費、美容費、交際費といった生活費のどこかを削って予算を確保している。特に外食費が29.6%と1位にランクインした点は、推し活ファッションが単独の趣味支出ではなく、日々の生活費の配分そのものに影響を与え始めていることを象徴している。

これは、推し活ファッションが既存の消費カテゴリーに割り込むのではなく、生活者の金銭的優先順位を再編していることを意味する。一過性のブームとして消費されるのではなく、生活者のお金の使い方全体に影響を与える、独立した消費市場として広がりつつある実態が明らかになった。

推し活イベントに向けて専用コーデを準備する多数派の実態
推し活イベントに向けて専用コーデを準備する多数派の実態

デートより推し活、男女で分かれる意識

推し活イベントの日とデートの日、どちらに服装で気合いが入るかという問いでは、男女で明確な差が生まれた。女性は推し活と答えた人が34.5%で、デートの21.8%を上回った。一方、男性はデートの37.1%が推し活の31.7%を上回り、結果が逆転した。推し活ファッションは、女性にとってはデート以上に力を入れる装いの場となっているが、男性にとってはデートの方がより重視される場面である。

この差は、推し活が持つ文化的な意味づけの違いを反映している。女性にとって推し活は自己表現の場であり、男性にとっては対人関係の場であるデートが依然として優先されるという、ジェンダーに根差した消費行動の分岐点がここにある。

SNS投稿を意識した装いづくりは男性にも広がっている
SNS投稿を意識した装いづくりは男性にも広がっている

SNS投稿を意識する男性が上回る

推し活コーデを選ぶ際にSNS投稿を意識するかという質問では、60.8%が意識すると答えた。性別で見ると、男性が66.3%、女性が51.2%と、男性の方がSNS投稿を意識する割合が高いという意外な結果が出た。推し活ファッションは映えを狙う女性中心の消費という通念に反し、SNSで発信する装いづくりは男性の間でも広く浸透している。

この結果は、推し活ファッションが自己完結的な消費ではなく、ソーシャルメディア上の可視化と連動していることを示している。男性が女性を上回る意識を持つという事実は、従来のファッション消費のジェンダー像を更新する重要なデータポイントとなる。

8割が支出を維持、続く市場

今後、推し活コーデやアイテムにお金をかけたいと思うかという問いでは、もっとかけたいが24.6%、今と変わらない程度でよいが60.1%と、合計84.7%が現状維持または拡大を志向した。お金をかけたくないと答えた人はわずか15.3%にとどまり、推し活ファッションへの消費意欲は一過性のものではなく、今後も継続していく見通しである。

推し活はモノを買う活動から、服や小物で自分を演出し、推し活体験そのものを構成する活動へと変化している。生活費を切り詰めてでも予算を確保する生活者が一定数存在し、推し活ファッションが新しいファッション消費市場として拡大している。この市場は、今後のアパレル業界において無視できない存在となるだろう。

よくある質問

オンワードホールディングスの調査で、推し活イベントのために専用コーデを準備した経験がある人の割合はどのくらいか

調査対象者の67.4%が推し活イベントに向けて専用のコーデやアイテムを準備した経験があると回答した。これは単なるグッズ購入にとどまらず、自身の装いを推し活体験の一部として意識的に整える行動が社会の多数派として定着していることを示している。

推し活の費用を捻出するために最も多く節約している生活費の項目は何か

最も節約しているのは外食費で、全体の29.6%が該当する。旅行費や美容費、交際費に次ぐ形で、日常の生活費から優先順位をつけて推し活ファッションに予算を回す実態が浮かび上がった。

今年7月から9月の推し活コーデに使った、あるいは使う予定の金額が1万円以上になる人は全体の何割か

1万円以上を投じる人は全体の4割弱にのぼる。具体的には10,000円から29,999円が26%、30,000円以上が12.6%であり、推し活ファッションへの支出は高単価帯にシフトしつつある。

推し活イベントの日とデートの日、どちらに服装で気合いを入れると答えた男女の傾向はどのように異なるか

女性は推し活と答えた人が34.5%でデートの21.8%を上回ったが、男性はデートの37.1%が推し活の31.7%を上回った。女性にとって推し活は自己表現の場である一方、男性にとっては対人関係の場であるデートが依然として優先されるという差がみられる。

推し活コーデを選ぶ際にSNS投稿を意識する割合は男性と女性でどうなっているか

男性が66.3%、女性が51.2%と、男性の方がSNS投稿を意識する割合が高い。推し活ファッションは映えを狙う女性中心の消費という通念に反し、SNSで発信する装いづくりは男性の間でも広く浸透している。

今後、推し活コーデやアイテムにお金をかけたいと考える人の割合はどの程度か

もっとかけたいが24.6%、今と変わらない程度でよいが60.1%と、合計84.7%が現状維持または拡大を志向した。お金をかけたくないと答えた人はわずか15.3%にとどまり、推し活ファッションへの消費意欲は継続していく見通しである。

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鈴木真央 2026-10-06 · 1 min read · 19 reads
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