2026年10月1日に全線運行が再開したばかりの黒部峡谷トロッコ電車に、初土曜日となる10月3日に乗車した実体験と、混雑を避けるための具体的な行動手順を報告します。
関東在住の身でありながら、なぜこのタイミングで急いで富山県まで向かったのか。理由はシンプルです。転勤の気配を感じており、関東を離れる前に、この名物列車に乗っておきたかったからです。もしこの機会を逃せば、次に乗れるのは来年の4月かゴールデンウィーク後まで待たなければならないかもしれません。しかし、紅葉の時期は混雑が激しく、運行も11月30日で終了します。つまり、今しかない、という焦りが行動を促したのです。
早朝の富山地方鉄道で始まる準備
宇奈月駅の始発8時17分発の列車に乗るためには、前乗りが必須です。当日の朝に関東から出発しても、到着が間に合わないことは明白でした。そこで、金曜の夜に発ち、魚津駅近くのホテルに宿泊しました。魚津駅から宇奈月駅までは富山地方鉄道で約1時間かかります。8時17分の便に乗るなら、7時前後に宇奈月温泉駅に到着する便に乗るのが理想ですが、当日券売り場の混雑状況は読めません。
心配性な私は、念のためより早い6時前後の新魚津駅発の列車を選びました。早朝の富山地方鉄道はガラガラで、眩しい朝日を浴びながら約1時間の旅を過ごしました。宇奈月温泉駅に到着した時は7時前後。まだ販売開始まで40分ほどありましたが、まず駅の周辺を散策し、混雑状況をうかがいました。駅舎の向こうに見える黒部峡谷鉄道のホームでは、7時過ぎにトロッコ電車が発車していく様子が見えました。公式サイトでは始発8時17分と記載されているため、最初は貸切列車や工事関係者のための列車なのかと推測しました。

当日券売り場のリアルな混雑状況
駅の周辺を歩き回っているうちに、撮影スポットとして知られる赤い橋の近くにもカメラを持った人々が並んでいることに気づきました。しかし、まずは当日券の確保が最優先です。駅舎に戻り、当日券販売窓口の様子を確認すると、すでに10人ほどの列ができていました。この時点では7時20分、販売開始までまだ20分あります。この後も続々と人が来ることを考えると、私も行列に並ぶことにしました。
7時40分、窓口のブラインドが開き、販売が始まりました。この日は2つの窓口が開いており、列はまあまあスムーズに進んでいきます。販売開始時には30人ほど並んでいたでしょうか。私は行く先を欅平駅、滞在時間を20分と決めていたため、切符の購入自体は非常にスムーズでした。ただし、車両の選択には少し迷いました。窓のあるリラックス車両は運賃に600円かかりますが、ガラスの反射などが気になり、写真撮影には不利です。一方、窓のない普通車両は、窓側の席が取りやすい可能性があります。

車両選択の戦略と写真撮影の観点
行きは混雑が予想され、窓側の席が確保できないリスクがあります。それに対し、帰りは終点の欅平駅から乗る人が少ないため、窓側の席が取りやすい可能性が高いと考えました。そこで、行きはリラックス車両、帰りは普通車両という組み合わせに決断しました。これにより、写真撮影の本命である窓なしの普通車両を帰りの方に回すことで、より良い車窓を収めることができるでしょう。
このように、事前に計画を立てて窓口に向かうことで、購入時の迷いを減らし、スムーズに手続きを進めることができました。全線再開後、最初の土曜日という特別な日だからこそ、こうした細かな準備が重要になります。紅葉の時期が本格化する前、あるいは運行が終了する前に、ぜひこの路線を体験してみてください。

今後の展望と旅行者への提言
2026年の黒部峡谷トロッコ電車の運行は11月30日までです。紅葉の時期が始まると、さらに多くの旅行者が殺到するでしょう。もし混雑を避けたいのであれば、始発の便を選ぶのが最も確実です。科学的な根拠はありませんが、直感的にも始発が最も空いていると考えられます。
また、ネット予約はできず、電話予約のみ対応している点にも注意が必要です。台風などの悪天候が近づいている時期は、当日キャンセルの選択肢を残すために、事前予約を控えるのも一つの手です。このように、現地の状況や天候を考慮しながら、柔軟に計画を立てることが、快適な旅行の鍵となります。
よくある質問

Keep subscribing to 藤井貴Her next filing reaches you the moment it publishes, on her own subdomain.
Subscribe
