FIFAランキング17位、大谷翔平の不振、菅原由勢の活躍、アルカラス優勝
10月8日、FIFAが発表した最新ランキングで日本代表は17位を維持した。9月から10月にかけてウルグアイ、ベネズエラ、エクアドル、ニュージーランドと4試合を行い3勝1分けという結果を出したものの、順位は微動だにしない。サッカーキングの報道によれば、これは2026年ワールドカップ後の新サイクル開始直後の数値だが、日本にとっては何も変わらない現実の提示に過ぎない。
同じ頃、アトランタのトゥルイスト・パークでは大谷翔平が3打数無安打に沈んでいた。ポストシーズン4試合で打率1割5分4厘という数字は、彼の本来の姿とは程遠い。スポーツ界では「結果」と「評価」の乖離が常に起きているが、今の日本サッカーもまさにその核心にいる。勝てても評価は上がらない。この構造的停滞を、データと現場の声を交えて見ていく。
4連勝でも順位は動かない
FIFAランキングの算出は「試合の重要度係数」に大きく依存する。強豪国との対戦で勝利しても、期待値との差が小さければポイントの伸びは限定的になる。日本代表が4試合連続で白星を挙げたにもかかわらず変動がゼロだったのは、相手がウルグアイやベネズエラといった上位圏のチームであり、勝利が「当然の範囲内」と評価されたからだ。
一方、最も順位を上げたのはドミニカ共和国とルワンダの9ランクアップ。ポイント獲得最多はギニアビサウの35.65ポイント増である。ランキングは「誰に勝ったか」よりも「誰が予想外の結果を出したか」で大きく動く仕組みになっている。日本が安定して上位を維持していることは強さの証だが、それは同時に「成長の停滞」を意味するかもしれない。

「機能性」はU-21代表のほうが上
シュヴァルツ・シュピーゲルが掲載した森保一監督の続投理由に関する分析記事に、衝撃的な一文がある。「チームの機能性はU-21代表のほうが上だ」。これは伊東純也や中村敬斗といった主力の個人能力への依存度の高さを指摘したもので、森保監督が半年間の限定続投を決定してから4試合目にして、ようやく自身の続投理由を思い出したという皮肉な表現が添えられている。
キリンカップの4試合を通じて、日本代表の戦い方には明確な変化が見られた。1戦目と2戦目は新戦力のテストと主力の固定の間で曖昧な立ち位置だったが、3戦目のエクアドル戦で「ほぼワールドカップメンバー」が揃い、初めて明確な方向性が出た。そして4戦目のニュージーランド戦では、森保監督自ら「システム上の選択肢を増やせるようにチャレンジしよう」と述べ、4バックの布陣を採用した。
この変化は、来年1月のアジアカップに向けた準備として正しい方向性にある。対戦相手の多くが引いて守りを固めてくるアジアカップでは、4バックの堅実性と攻撃的なサイドバックの起用が鍵となる。しかし、今の日本代表には、その「機能性」を体現できる選手が不足している。個人能力で勝負するスタイルに固執すれば、アジアカップでの優勝は遠い夢になるだろう。

大谷翔平のポストシーズン、OPSは4割台
10月8日、ブレーブス対ドジャースのディビジョンシリーズ第4戦で、大谷翔平は3打数無安打1四球1盗塁に終わった。四球、空三振、二ゴロ、右飛と、打席ごとに異なる結果を残したが、得点にはつながらなかった。ポストシーズン4試合で打率1割5分4厘、OPS4割2分1厘という数字は、2025年のOPS1割0分9厘6厘とは雲泥の差がある。
山本由伸と佐々木朗希は登板機会を得られず、日本人投手陣は存在感を示すことができていない。大谷翔平の打撃不振は、ドジャースの攻撃パターンに大きく影響を与えている。ポストシーズンでは、打線の厚みと投手の安定性が勝敗を分けるが、今のドジャースにはその両方が欠如している。大谷が本来の力を取り戻すまで、チームは厳しい戦いを強いられることになりそうだ。

カリアリで「うれしい悩み」に
セリエAのカリアリでプレーする菅原由勢は、夏の移籍市場でチームに加わったばかりで、まだ2試合で途中出場にとどまっている。しかし、カリアリの専門サイト「Tutto Cagliari」は、右サイドバックのポジションについて「典型的な『うれしい悩み』になっている」と報じた。菅原とポルトガル人のゼ・ペドロ、2人のコンディションは良好で、意欲もあるという。
菅原はラージョ・バジェカーノとの親善試合で先発出場し、PK戦でもキッカーを務めた。同メディアは「攻め上がり、オーバーラップ、予測不可能性と、序盤から攻守両面で技術的な貢献を見せ、ダイナミズムや走力をもたらした」と評価している。10月11日のユベントス戦で、ピサカーネ監督がどちらを選ぶのか。菅原にとって、ここが勝負所となる。
アルカラス、怪我からの復帰戦で優勝
東京のジャパン・オープンで、カルロス・アルカラスが4カ月の怪我からの復帰戦で優勝を果たした。世界19位のイリ・レヘチカを7-6(7/4)、6-4で破り、2月のカタール・オープン以来となるタイトルを獲得した。アルカラスは「何も当たり前だとは思わなかった。この時期に勝つか、今季勝てるか分からなかった」と述べ、勝つことへの喜びを隠さなかった。
この優勝は、世界1位のヤニック・シナーが膝の怪我でシーズンを打ち切った数時間後に実現した。アルカラスは「この大会ではベストなレベルには遠かったが、重要な場面で最高のレベルをプレイできた」と振り返り、来週から上海マスターズに出場する予定だと明かした。怪我からの復帰は容易ではないが、アルカラスはすでに自分のペースを取り戻しつつある。
よくある質問

Keep subscribing to 小林悠人Her next filing reaches you the moment it publishes, on her own subdomain.
Subscribe
