2026年12月20日オープン。一枚氷の教会や氷製スタンドのアフタヌーンティーなど、極寒環境を味方につけた体験型コンテンツの詳細と、2026年の旅トレンドにおける位置づけを整理する。
通常、寒さは旅の障害として避けるべきものですが、ここではそれが最大の魅力へと昇華されます。継ぎ目のない一枚氷で構成された空間で響く楽器の音色や、氷に囲まれた空間でのティータイムは、五感を通じて冬の本質を体感させる絶妙な演出です。冷たい空気の中で感じられる温かい紅茶の香りは、温度差によってより一層際立ち、訪れた人々の記憶に残る深い感動を生み出します。
一枚氷が響かせる、静寂の中の音楽
今冬新たに登場する「氷の教会コンサート」は、この体験のハイライトです。天井から壁までが一枚の氷で覆われたこの空間は、外の音を完全に遮断し、凛とした静寂に包まれています。この無音に近い環境は、聴き手の集中力を高め、音の一つ一つが空間全体に広がっていく様子をより明確に感じさせる仕掛けとなっています。
その静寂の中で奏でられるのは、氷でできた楽器「氷琴」の音色と聖歌隊の澄んだ歌声です。音響特性を活かしたこの演出は、通常のコンサートでは得られない、神秘的な聴覚体験を提供します。氷の硬質さと透明性が音の反射や吸収に影響を与え、独特の残響を生み出すため、聴き手は音の輪郭を鮮明に捉えることができます。
期間は2027年1月20日から2月14日までで、入場は無料ですが、アイスヴィレッジの入場料が必要です。わずか15分の短いコンサートながら、その濃密な体験は訪れた人の記憶に深く刻まれるはずです。短い時間だからこそ、一音一音が大切にされ、終了後に訪れる人々の心に残る余韻が生まれます。

氷に囲まれた、特別なティータイム
「氷のホテル」で開催されるアフタヌーンティーは、視覚と味覚の両方を刺激する贅沢な体験です。天井や壁、そして家具まですべてが本物の氷で造られた空間で、約1か月限定で提供されるこのメニューは、まさに一見の価値があります。氷の冷たさと紅茶の温かさ、そしてスイーツの繊細さが織りなすコントラストは、他の場所では味わえない独特の風情を持っています。
上段には透明感のあるジュレで輝く氷をイメージした「氷のプリズムジュレ」、下段には氷の結晶を表現したクロテッドクリームを添えたスコーンが並びます。全7種類のティーフーズが、すべて氷でできたスタンドに盛り付けられ、その美しさは言葉にしきれないほどです。各スイーツは氷の質感を模倣したような透明感や輝きを備え、食べる前にまず目で楽しむことができます。
料金は1名7,500円で、各回1組2名までという限定的な設定になっています。公式サイトでの予約が必要で、宿泊者だけでなく日帰り利用客も対象です。寒さの中で味わう温かい紅茶と、氷の冷たさが織りなすコントラストは、この冬ならではの贅沢と言えるでしょう。少ない人数限定のため、よりプライベート感があり、静かに美食と氷の世界に浸ることができます。

氷の世界に入り込む、写真体験
新たに登場する「氷の写真館」は、まるで氷の世界に入り込んだかのような写真を撮影できるスポットです。北海道の動物が描かれた氷の壁画をはじめ、氷で彩られた空間は、インスタグラム映えする絶好のロケーションとなっています。光の加減によって氷の表情が変化するため、時間帯ごとに異なる写真を楽しむことができます。
隣接する「氷のブティック」では、衣装をレンタルして撮影を楽しむことができ、さらに撮影した写真をオリジナルのポストカードにすることも可能です。完成したポストカードは「氷の郵便屋」から投函することができ、この特別な体験を形にして自宅に届けることができます。この一連のプロセスは、旅の思い出を物理的な形として手元に残す貴重な機会となります。
入場は無料ですが、衣装レンタルとポストカード作成には1,500円かかります。営業時間は17時から22時までで、衣装レンタルの最終受付は21時までです。この時間帯限定の体験は、昼間のトマムとは全く異なる幻想的な雰囲気を味わえます。夜間の照明が氷を美しく照らし出し、昼間とは異なる静謐で神秘的な空気が漂っています。

極寒の街がもたらす、旅の新常識
アイスヴィレッジは1998年の冬に誕生して以来、寒さを楽しむ体験を提案し続けています。3.2ヘクタールの敷地に「氷のBar」や「氷のレストラン」など、雪や氷でできた11棟のドームが立ち並ぶこの街は、トマムの冬の風物詩となっています。各ドームには異なるテーマがあり、訪れる人々はそれぞれの空間で異なる物語に触れることができます。
入場料は600円で、7歳以上が対象です。宿泊客は無料となるため、トマム ザ・タワーやリゾナーレトマムの宿泊を計画している方にとっては、まさにオマケのような体験が得られます。宿泊者のための無料入場は、滞在中の満足度を高める重要な要素であり、ホテルの付加価値を大きく引き上げています。
営業時間は17時から22時までで、最終入場は21時30分です。天候や仕入れ状況により実施時間や提供内容が変更になる場合があるため、最新の情報は公式サイトで確認することをお勧めします。自然現象に依存する体験であるため、その時の天候によって見える景色や雰囲気は毎回異なり、まさに一期一会の体験となります。
2026年の旅トレンドと、極寒体験の位置づけ
FlightHubが発表した2026年の旅トレンドでは、モロッコのカサブランカやベトナムのハノイなどが急成長する中、日本も引き続き世界的な人気を博しています。東京と大阪は特に高い需要を集め、海外からの旅行者も増加しています。日本の伝統的な文化だけでなく、現代的な娯楽や自然体験が、海外観光客の間で注目を集めるようになっています。
このようなグローバルな旅の潮流の中で、アイスヴィレッジのような極寒体験は、単なる観光地としての魅力を超え、五感を通じて季節の本質を体感する「体験型旅行」の最前線に位置しています。観光地の見聞だけでなく、その場所でしかできない体験を重視する旅行者が増える中、アイスヴィレッジは独自のポジションを確立しています。
2026年10月6日現在、2026/27シーズンのIkon Passも販売中で、日本からはまだマダラオ山リゾートが追加されたばかりです。スキーシーズンに向けた準備が進む中、トマムのアイスヴィレッジは、冬の北海道を象徴する新たな体験として、多くの旅行者の関心を集めること間違いありません。スキー後のリカバリーや、冬の余暇をどう過ごすかという点でも、アイスヴィレッジは魅力的な選択肢となります。
よくある質問

Keep subscribing to 柴田多美子Her next filing reaches you the moment it publishes, on her own subdomain.
Subscribe
