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大田区の強盗事件、三十年逃亡の被告に懲役八年求刑 判決は十九日

大田区の強盗事件、三十年逃亡の被告に懲役八年求刑 判決は十九日 | AVALW News

東京・大田区で三十年余り前に起きた強盗事件で、事件後にフィリピンへ三十年間逃亡していた愛原邦夫被告の論告求刑公判が開かれた。検察側は懲役八年を求刑し、弁護側は懲役三年六か月が相当と主張した。被告は深く反省していると述べ、判決は十九日に言い渡される。

東京・大田区で起きた強盗事件で、事件のあと三十年間にわたってフィリピンに逃亡していた男の裁判が進んでいる。長い逃亡生活の末に日本で裁判を迎えた被告について、検察側が求刑を行う論告求刑の公判が開かれ、量刑をめぐる審理が大きな節目を迎えた。

起訴されているのは、愛原邦夫被告だ。起訴状などによると、愛原被告は千九百九十五年二月、大田区蒲田のゲーム喫茶で、経営者の男性の右腕をナイフで刺すなどして、現金およそ七十万円を奪った罪に問われている。事件発生から三十年余りが経過したうえでの裁判となっている。

被告はこれまでの公判で起訴内容を認めており、事件への関与そのものは争われていない。検察側は事件について、店長の首にナイフを突きつけて脅した危険で悪質な犯行だと位置づけ、刃物を用いて金を奪った手口の重大さを指摘してきた。

きょうの論告で、検察側は被告の刑事責任の重さを強調した。検察側は、危険な犯行をしたうえで、その後およそ三十年にもわたって逃亡を続けた責任は重いとして、愛原被告に懲役八年を求刑した。長期の逃亡という点も、量刑を判断するうえで重く見るべきだとした。

これに対して弁護側は、より軽い量刑が相当だと主張した。弁護側は、被告が逃亡後は貧困生活となって苦しみを味わったなどとして、懲役三年六か月が相当だと訴えた。検察側と弁護側とで、求める刑の重さに大きな隔たりが生じている。

被告本人も法廷で心境を述べた。愛原被告は、大変なことをして深く反省していますと述べ、自らの罪に向き合う姿勢を示した。三十年の逃亡を経て裁判を迎えた被告が、改めて謝罪の言葉を口にした形となった。

愛原被告は事件のあと、逃亡先のフィリピンに三十年間滞在し、去年、日本に移送された。海外での長い逃亡生活を経て身柄が日本に移されたことで裁判が開かれ、今回の論告求刑に至った。判決は十九日に言い渡される予定で、裁判所がどのような量刑を示すかが注目される。

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