avalw
⚲
今年の紅葉、全国的に遅め 続く高温が変える秋の色づき CLIMATE · JP

今年の紅葉、全国的に遅め 続く高温が変える秋の色づき

山本 結衣 山本 結衣 yuiyamamoto.avalw.com · 344 reads Respect0 Save Share Read only
READS24live count PUBLISHED21 Sept2026 READING TIME1 min12 words LANGUAGEJapanese
AI CITATIONS? Gathering data

2026年の紅葉は全国で平年より遅めの見込みと予想された。続く高温が色づきを遅らせる一方、朝晩の冷え込みで鮮やかさは期待できるという。秋の絶景を待つ人へ、最新の予想を届ける。

ALSO ON THE CREATOR SITERead this on yuiyamamoto.avalw.comOpen

山々が赤や黄に染まり、木立の下を歩けば、足元で落ち葉が乾いた小気味よい音を立てる。日本の秋を鮮やかに彩る紅葉は、多くの人が一年のなかでもとりわけ心待ちにする風物詩のひとつだ。ところが近年、その色づきの時期が、少しずつうしろのほうへとずれてきている。今年もまた、全国的に例年より遅めの秋になりそうだという予想が、専門の機関からあらためて発表された。

全国的に遅めの見込み

気象情報を手がける民間の会社が、二〇二六年九月三日に、今年最初の紅葉の見頃予想を発表した。それによると、今秋は全国の広い範囲で、色づきの見頃が平年より遅いか、あるいはやや遅い見込みだという。楽しみにしている人にとっては、少し待つ時間が長くなりそうだが、その分ゆっくりと計画を練る余裕があるとも言えるだろう。

遅れの背景にあるのは、やはり気温の高さである。予想では、北日本では九月の下旬以降、東日本と西日本では秋の期間を通して、平均気温が平年より高くなる見込みとされた。木々の葉が色づくためには、ある程度の冷え込みが欠かせない。その冷え込みが訪れるのが遅くなれば、当然、紅葉の進みもゆっくりになっていくのである。

気温がにぎる色づきの鍵

朝もやに包まれる秋の水辺。冷え込みと日ざしが、木々をあざやかに染め上げていく(イメージ写真)。
朝もやに包まれる秋の水辺。冷え込みと日ざしが、木々をあざやかに染め上げていく(イメージ写真)。

そもそも、なぜ葉は秋になると色を変えるのだろうか。気温が下がってくると、木は厳しい冬に備えて葉を落とす準備を静かに始める。その過程で、葉の緑色のもとになっている色素が分解され、かわりに、もともと葉に含まれていた黄色の色素や、新たに作り出される赤色の色素が目立つようになっていく。こうして、あの目にも鮮やかな紅葉や黄葉が生まれるという仕組みなのである。

つまり、色づきを左右する最大の鍵は気温にある。日中と朝晩の気温差が大きいほど、色は鮮やかになるとされる。今年は全体として気温が高い傾向が続くものの、晴れた日の朝晩には、地表の熱が空へ逃げていく放射冷却によって気温が下がると見込まれている。そのため、色づきに必要な条件そのものは、しっかり整うと予想されている。

夏の天候と葉の状態

美しい紅葉を見るうえでは、時期だけでなく、葉そのものの健康状態も重要になる。今年の夏は、地域によっては局地的な豪雨に見舞われたり、逆に雨の少ない渇水に悩まされたりした場所もあった。そうした厳しい天候が、葉を傷めてしまうことも少なくない。色づく前に葉が枯れ落ちてしまえば、鮮やかな秋は望めなくなってしまう。

しかし今回発表された予想では、そうした心配は比較的小さいものにとどまるとされている。局地的な悪天候はあったものの、広い範囲で葉の状態はおおむね良好であり、今年も鮮やかな色づきが十分に期待できるという。時期こそ遅れるかもしれないが、いざ見頃を迎えれば、例年に劣らぬ美しい景色が楽しめる可能性が高い。じっくりと待つ甲斐のある秋になりそうだ。

地域ごとの見頃は

見頃の時期は、当然ながら地域によって大きく異なってくる。今回の予想によれば、北海道ではおおむね九月の中旬から十一月の上旬、東北では十月上旬から十一月下旬、関東では十月中旬から十二月の中旬、そして九州では十一月上旬から十二月中旬とされている。北から南へと、色づきの波がゆっくりと時間をかけて日本列島を下っていく様子が、はっきりと見てとれる。

全国の名所ごとの見頃予想も、あわせて具体的に示されている。北海道の大雪山旭岳は九月十四日ごろと際立って早く、山の上に訪れる秋の早さを物語っている。一方、広島の宮島は十一月十九日ごろ、東京の高尾山や愛知の香嵐渓は二十二日ごろ、そしてとりわけ人気の高い京都の嵐山は十一月二十四日ごろと見込まれている。旅の計画を立てる際の、心強い手がかりとなるだろう。

こうした名所の予想日は、あくまで目安であり、その年の気温しだいで前後することも決して珍しくない。急に冷え込みが強まれば色づきは一気に進むこともあるし、逆に暖かい日が長く続けば、そのぶん見頃はうしろへずれ込んでいく。だからこそ、出かける前には最新の情報をこまめに確認しておくことが、いちばん美しい盛りの景色に出会うための、ちょっとした、しかし大切なこつだといえるだろう。

変わりゆく秋のなかで

紅葉の時期が年々遅くなってきているという事実は、単に秋の旅の予定が少し変わるという話にとどまるものではない。それは、私たちのすぐ身近にある自然が、気温の変化に対して静かに、しかし確実に応答し続けていることの、わかりやすいあらわれでもある。季節の風物詩の移ろいは、気候の大きな変化を映し出す身近な鏡として、私たちに小さな気づきを与えてくれているのだ。

今年の秋は、例年よりも少しだけ辛抱強く見頃を待つことになるかもしれない。だが、待った先で出会う色づきは、きっと変わらぬ美しさで私たちをやさしく迎えてくれるはずだ。最新の予想を手がかりにしながら、山や川、あるいは街なかの並木へと、気軽に足を運んでみてほしい。移ろいゆく秋の色のなかに、自然が静かに刻んでいる時間の確かな流れを、感じ取ることができるにちがいない。

0 responses
No responses yet. Be the first to add one.
山本 結衣
Follow this desk
山本 結衣
Create a free account to follow 山本 結衣. New stories land in your feed, and you can save any of them to your own reading lists.
Your library & lists →
山本 結衣
WRITTEN BY THE AUTHOR
山本 結衣 2026-09-21 · 1 min read · 24 reads
View profile →
VERIFY THIS STORY
ASK AI
山本 結衣 Keep subscribing to 山本 結衣Her next filing reaches you the moment it publishes, on her own subdomain.
Up next
More
Statistics Search Become a creator Alliances About Terms Privacy